ボンベイ型の有名人は実在する?超希少血液の真実と噂の真相を追う

ボンベイ型の有名人は実在する?超希少血液の真実と噂の真相を追う

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ボンベイ型(Bombay phenotype)は、1952年にインドのボンベイ(現ムンバイ)で医師のベンデ(Bhende)博士らによって初めて発見された赤血球の血液型です。 通常のABO式血液型では、赤血球表面にある「H抗原」という土台の上に、A遺伝子によってA抗原が、B遺伝子によってB抗原が結合します。土台のH抗原のまま留まっているものが「O型」です。ところがボンベイ型は、遺伝子の変異(FUT1遺伝子の機能欠損:hh遺伝子型)により、土台となるH抗原そのものを作ることができません。 そのため、遺伝子レベルでA型やB型の因子を受け継いでいたとしても、赤血球表面にはA抗原もB抗原も発現せず、一般的なオモテ検査(抗A試薬・抗B試薬との反応)を行うと見かけ上は「O型」と判定されてしまいます。 しかし、ウラ検査(血清中の抗体を調べる検査)や抗Hレクチンを用いた精密検査を実施すると、通常のO型にはない「強力な抗H抗体」を保有していることが判明します。これが、ボンベイ型と通常のO型を分ける決定的な見分け方です。 また、関連する血液型としてパラボンベイ型の特徴も挙げられます。パラボンベイ型は、赤血球上にはH抗原がごくわずかしか存在しないものの、唾液などの体液中にはH物質が分泌される(分泌型:Se遺伝子を持つ)タイプなどを指し、検査時の反応パターンがボンベイ型と異なります。

森 瞳
著者

森 瞳

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