ブランドを傘下に収めるグローバル美容器具・化粧品大手のコティ(Coty)は、近年、世界的な事業構造改革を進めている。激変するグローバルな化粧品産業において、デジタルシフトとECチャネルへの投資拡大は避けて通れない命題だ。日本市場においても、従来の広範な実店舗展開から、オンラインおよび高効率店舗へとシフトするマーケティング戦略の転換が進んでいる。
さらに、国内におけるプチプラコスメ市場の競争激化も大きく影響している。韓国系コスメブランドの爆発的な台頭や国内新興ブランドの乱立により、限定された店頭棚の取り合いは過去最高レベルの厳しさを見せている。コティとしては、採算性の低い店舗展開を整理し、ブランド全体の利益率を高めるリバランシングを行っている最中なのだ。