地元住民の間で今なお語られるユニクロ赤穂店の営業終了。当時、赤穂市内唯一の直営店として高い稼働率を誇っていただけに、「なぜ閉店してしまったのか」という疑問を持つ方は少なくありません。
ファーストリテイリングの公式発表資料および決算説明会における出店方針を分析すると、この閉店は単一店舗の不振による撤退ではなく、グループ全体で進められた「スクラップ&ビルド(店舗の大型化・集約化)」の一環であったことが分かります。
ユニクロは2010年代半ば以降、売場面積200〜300坪前後の初期型ロードサイド標準店を順次見直し、500坪以上の大型店舗やGU(ジーユー)併設型メガストアへリニューアルする方針を全国で加速させました。赤穂店のような敷地拡張が難しい既存ロードサイド店は、商圏を広域でカバーできる周辺基幹店(たつの店や姫路大津店など)へと機能統合される形で役割を終えたのが実情です。