Webメディアの調査やSNSコミュニティでの生の声・失敗談を分析すると、下味冷凍や作り置き時短テクニックを導入したものの、思い通りの味にならなかったという声も散見されます。
よくあるトラブルの筆頭が「下味が染み込みすぎて塩辛くなった」「衣がベチャついて唐揚げがカリッと揚がらない」という現象です。下味冷凍は冷凍庫に入れている間もゆっくりと浸透圧が働くため、通常の調理時と同じ感覚で醤油や塩を濃いめに配合してしまうと、解凍時には味が染み込みすぎてしまいます。下味冷凍の調味料は「通常レシピの8割程度の塩分濃度」に設定するのが美味しく仕上げる黄金比率です。
また、冷凍唐揚げをサクサクに揚げるためには、ジッパーバッグの中に片栗粉まで一緒に入れて凍らせてはいけません。解凍時に調味料と溶け合ってドロドロのペースト状になり、揚げた際に油を吸いすぎて重たい衣になってしまうからです。漬け込み液だけで冷凍し、揚げる直前に汁気を軽く拭き取ってから新しい片栗粉をたっぷりまぶすのが、外はカリッ、中は肉汁あふれる唐揚げを作る必須条件です。
さらに、大容量パックを処理する際に出る「鶏皮」の扱いも重要です。鶏皮をつけたまま下味冷凍すると脂質が調味料を弾いてしまう場合があるため、皮はあらかじめ剥がして別で冷凍保存し、フライパンでじっくり脂を落としながらカリカリに焼いてポン酢で和えたり、スープの出汁として活用するのが賢い大量消費の知恵です。