那覇空港から沖縄自動車道を北上して約50分、沖縄南インターチェンジを降りて県道20号線を東へ進むと、視界の先に突如として巨大な軍用フェンスと検問所が現れます。ここがまさに嘉手納基地 ゲート2(住所:沖縄県沖縄市上地・中央・諸見里周辺に隣接)の境界線です。
ゲート2を起点に東側のコザ・十字路方面へと約1キロメートルにわたって続くストリートは、正式名称を「空港通り」と呼びますが、地元や基地関係者の間では今も「ゲート通り(Gate 2 Street)」の通称で親しまれています。一歩足を踏み入れれば、アルファベット表記の看板、タトゥーパーラー、ミリタリーショップ、仕立て屋(テーラー)、そして本場のスパイス香る飲食店が軒を連ね、日本国内にいながらまるでカリフォルニアやテキサスのダウンタウンに迷い込んだかのような錯覚を覚えます。
このストリートの真髄は、観光用に作られたテーマパーク的な装飾ではなく、基地と共に生きてきた生活実態そのものが形作った「嘉手納基地 ゲート2 アメリカンカルチャー」にあります。多くの店舗では日本円だけでなくUSドルでの支払いが可能で、レジには当日の為替レートが掲示されています。米軍関係者、地元ウチナーンチュ、移住者、そして国内外のバックパッカーがカウンターで自然と言葉を交わす光景は、この街ならではの日常です。