クリーニング工場のプレス職人が実践している「最小限の手間で最大限の仕上がりを得るアイロン手順」を取り入れると、1着あたり2〜3分で美しく整います。やみくもにアイロンを往復させるのではなく、面積の狭いパーツから広いパーツへと進めるのがポイントです。
- 袖(そで)からプレス:袖口を平らに整え、端から肩に向かってアイロンを滑らせます。袖山に折り目をつけたくない場合は、袖の中に丸めたタオルを入れるか、端の手前でアイロンを浮かせるのがコツです。
- 首周り・肩周りを整える:リブ(首元の伸縮部分)を無理に引っ張らず、上から軽く押さえるように蒸気を当てます。
- 前身頃(まえみごろ)をかける:胸元から裾に向かって、上から下へ一方通行で滑らせます。ジグソーパズルのようにジグザグに動かすと、新たなシワを刻んでしまうため厳禁です。
- 後身頃(うしろみごろ)を仕上げる:背中側を広げ、中央から外側へ向けて大きくアイロンを滑らせて完成です。
綿100%の頑固な乾燥ジワには、「スチームショット」を噴射しながら軽く持ち上げるようにかけると、繊維の奥まで水分が浸透して一瞬でほぐれます。プレスした直後の衣類は熱と湿気を含んでおり、すぐに畳むと再びシワが付着するため、ハンガーにかけて2〜3分熱を放散させましょう。