自宅での宅録環境やデジタル機材が飛躍的に進化した現在、どちらの楽器を選ぶべきか判断するための独自基準を3つ提示したい。
第1の基準は「身体の快感の方向性」だ。コードをかき鳴らしたときの華やかな倍音と爽快感を求めるならギター、胸骨や下腹部にズンと響く低音の振動そのものに陶酔できるならベースが向いている。
第2の基準は「バンド内での性格適性」。スポットライトを浴びて自己表現を前面に出したい目立ちたがり屋はギター、全体を俯瞰しながらバンドのグルーヴを裏から完全に支配したい司令塔タイプはベースで才能が開花しやすい。
第3の基準は「一人で完結させたいか、アンサンブルを重視するか」。アンプラグドでも弾き語りとして成立させやすいのはギターだが、ベースはシンプルなループやドラムトラックと絡み合うだけで即座に極上のジャムセッションを生み出せる強みがある。