舞台シーンで絶大な支持を得ていた本多力の名が全国のお茶の間に浸透した契機として、NHK大河ドラマへの出演が挙げられます。
2016年の大河ドラマ『真田丸』への出演を経て、決定的な脚光を浴びたのが2024年の大河ドラマ『光る君へ』でした。本多力が演じたのは、主人公・紫式部(吉高由里子)の運命の相手となる藤原道長(柄本佑)に長年仕える従者・百舌彦(もずひこ)です。
貴族社会の権謀術数が渦巻くシリアスな大河ドラマの劇中において、百舌彦の存在は視聴者にとって最大の「癒やし」であり「清涼剤」となりました。主君である道長への絶対的な忠誠心と、庶民的な素朴さ・ユーモアを絶妙な塩梅で表現。SNS上では放送回ごとに「百舌彦の表情に救われる」「百舌彦の健気さに涙した」といった感想がトレンド入りし、単なる脇役の枠を超えた愛されキャラクターとして国民的人気を獲得しました。
さらに、民放ドラマ『家売るオンナ』シリーズの宅間剛役をはじめ、『極主夫道』『魔法のリノベ』『警部補ダイマジン』など、ジャンルを問わず多様な作品で印象的な足跡を残しています。NHK Eテレの子供番組『みいつけた!』で演じる「ダツイージョ」など、老若男女を惹きつける幅広い表現レンジを誇ります。