カービィシリーズのラストボスたちは、しばしば「虚無」や「闇」といった抽象的かつ根源的な恐怖を体現している。特に『星のカービィ スターアライズ』に登場した「エンデ・ニル」は、その最たる例だ。ニルが敗北する際に見せる表情が、カービィの顔に酷似していることに気づいたファンは多いはずだ。
ここから生まれたのが、「カービィとニルは表裏一体の存在である」という説だ。良いエネルギーが集まればカービィになり、悪いエネルギーが集まれば宇宙を滅ぼす破壊神になる。この仮説は、単なるファンの妄想と切り捨てるにはあまりにも辻褄が合いすぎている。私たちは、最も純粋な悪と同じ泥から生まれた存在を操作しているのかもしれない。