日本の芸能界における高学歴女性タレントの歩みを語る上で、東京大学工学部出身の菊川怜の登場は大きな転換点だった。モデルや女優としての華やかさと、理系頭脳に裏打ちされたシャープなトークのギャップは、当時のテレビ界に鮮烈な衝撃を与えた。
一方、東京大学教養学部を卒業後、NHKのアナウンサーを経てフリージャーナリストとして確固たる地位を築いた膳場貴子の存在も忘れてはならない。真摯にニュースと向き合う誠実な語り口と深みのある取材力は、報道番組における女性キャスターの新たな像を打ち立てた。彼女たちが切り開いたパイオニアの道が、後進の女性たちにとって大きな道しるべとなっている。