こうした過熱する熱狂の裏側で、社会問題としての側面は限界点に達した。特に問題視されたのが、未成年者や若年女性に対する売掛け(ツケ払い)や、ホストクラブを彷彿とさせる悪質な営業行為だ。支払いに窮したファンが風俗店や街頭へと追い込まれる構造が相次いで告発され、人権団体や治安当局がついに動いた。
2025年後半から2026年にかけて、風営法の解釈変更や自治体ごとの迷惑防止条例の改正が相次いで施行された。ライブハウス周辺での執拗なキャッチ行為に対する罰則化、無許可営業に近い形式での密室イベントの摘発など、警察の監視の目はこれまでになく厳しい。一部の悪質運営会社は摘発を受け撤退を余儀なくされたが、アンダーグラウンド化する新たな営業手法とのいたちごっこは今も続いている。