世界遺産の保有数国別ランキング徹底解析!首位攻防と日本の現在地

世界遺産の保有数国別ランキング徹底解析!首位攻防と日本の現在地

世界遺産の保有数国別ランキング徹底解析!首位攻防と日本の現在地の基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。

日本は現在、合計26件の遺産(文化遺産21件、自然遺産5件)を保有し、世界ランキングでは第11位前後に位置している。島国という地理的条件や木造建築中心の文化財という制約がありながらも、世界基準に照らした保存修復技術の高さが高く評価されてきた結果だ。

日本の世界遺産外交において決定的な転換点となったのが、2013年に登録された「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」である。単なる自然物としてではなく、人々の精神性や葛飾北斎らの浮世絵に代表される芸術的創造性の源泉として認められたこの事例は、日本の文化遺産の捉え方を大きく拡張した。富士山の登録以降、単体の建造物保護から「人と自然の関わり」を包括的に評価するアプローチが定着している。

現在、日本国内では「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」などの文化遺産候補に加え、各地の豊かな自然環境を活かした候補地の選定作業が着々と進行中だ。国内の暫定リストに名を連ねる候補群が審査を通過すれば、トップ10入りへの道筋も現実味を帯びてくる。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。