就活生や転職希望者が最もミスを犯しやすいポイントが、履歴書や職務経歴書、そして日常的なビジネスメールにおける表記だ。志望動機欄に「御社の理念に共感し」と書いてしまったり、面接中に緊張のあまり「貴社の皆様が」と口走ってしまったりする事例は後を絶たない。
最近特に増えている盲点が、ビジネスチャットツールでのやり取りだ。チャットはリアルタイムな対話形式をとるものの、形態としてはテキスト、すなわち「書き言葉」に該当する。そのため、原則としては「貴社」を用いるのが正しいマナーとされる。しかし、相手との関係値やプロジェクトのスピード感によっては「御社」と打ち込んでも許容されるケースがあり、文脈を汲み取る柔軟性が求められる。