降圧剤の副作用と危険な初期症状|やめるとどうなる?種類別の違いと正しい対処法

降圧剤の副作用と危険な初期症状|やめるとどうなる?種類別の違いと正しい対処法

降圧剤の副作用と危険な初期症状|やめるとどうなる?種類別の違いと正しい対処法に関する知りたいポイントを徹底的にまとめました。要点を確実におさえることができます。

降圧剤には作用機序の異なる複数の系統が存在し、それぞれ効果の出方や現れやすい副作用が異なります。自身の処方薬がどの分類に属しているかを把握することが、リスク管理の第一歩となります。降圧剤副作用詳細まとめとして、臨床で頻用される主要な薬剤系統の比較データを以下にまとめました。

薬剤の種類主な作用機序と特徴起こりやすい副作用・初期症状服薬時の重要注意点カルシウム拮抗薬(Ca拮抗薬)
(アムロジピン、ニフェジピン等)血管を広げて血圧を下げる第一選択薬。降圧効果が確実で広く処方される。顔のほてり、頭痛、足のむくみ、動悸、歯肉肥厚など(カルシウム拮抗薬副作用)グレープフルーツとの相互作用が強い。末梢のむくみは心不全と誤認されやすい。ARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)
(オルメサルタン、テルミサルタン等)血管を収縮させる体内物質の働きをブロック。臓器保護作用が高い。めまい、ふらつき、発疹、高カリウム血症など(ARB副作用)比較的副作用は少ないが、腎動脈狭窄がある場合は腎機能悪化のリスクあり。ACE阻害薬
(エナラプリル、イミダプリル等)血管収縮物質を作る酵素を阻害。心不全や糖尿病性腎症の併存時に有効。空咳(乾性咳嗽)、血管浮腫、味覚異常など服用者の約1〜2割に頑固な咳が出現。気管支炎と誤認されやすいため要申告。利尿薬(サイアザイド系等)
(ヒドロクロロチアジド等)体内の余分な塩分と水分を尿として排出し、循環血液量を減らす。脱水、頻尿、低カリウム血症、高尿酸血症(痛風悪化)など夏場や運動時の水分補給が必須。定期的な電解質・尿酸値の採血検査が必要。β遮断薬(ベータブロッカー)
(ビソプロロール、カルベジロール等)交感神経の興奮を抑え、心拍数を減らして心臓の負担を軽減する。徐脈(脈が遅くなる)、手足の冷え、息切れ、抑うつ気分など気管支喘息患者には原則禁忌。運動時の心拍数上昇が抑えられる点に留意。

このように、降圧剤副作用一覧を俯瞰すると、現れる症状は薬剤の薬理作用と密接に結びついています。例えば、足のすねを指で押すと跡が残るようなむくみは、カルシウム拮抗薬によって末梢の毛細血管圧が上昇した結果生じることが多く、利尿薬を追加したりARBへ変更したりすることで速やかに改善するケースが一般的です。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。