2月の保育壁面飾り完全攻略!乳幼児別製作と時短型紙アイデアの全貌を丁寧に掘り下げてご紹介します。
壁面製作を指導案(月案・週案)に位置付ける際、重要になるのが「子どもの発達段階に応じたねらい」の設定です。0歳児から5歳児まで、各年齢の発達特性にフィットした製作技法と指導案の記載例を整理しました。
対象クラスおすすめ製作テーマと技法指導案の「ねらい」記載例保育士の事前準備・配慮事項乳児(0歳児・1歳児)足形アートの雪だるま、指スタンプやタンポによる梅の花、ジップロック越しの感触絵の具で作る鬼のパンツ絵の具や紙の感触を手や指先で味わい、保育者と一緒に色が付く面白さを楽しむ。誤飲防止と肌への刺激に配慮し、口に入れても安全な水性絵の具を使用。個別対応を徹底する。乳児(2歳児)花紙を丸めて貼る立体鬼の角、シール貼りで作るバレンタインハート、紙皿を使ったゆらゆら雪だるまちぎる・丸める・貼る動作を通じて指先を使い、自分の手で形になる達成感を味わう。シールの台紙に切り込みを入れて剥がしやすくするなど、子どもの「自分でできた」を促す下準備を行う。幼児(3歳児・4歳児)ハサミの一回切り・曲線切りで作る鬼の顔、折り紙で作る梅とうぐいす、ハートの編み込みバッグ用具(ハサミ・のり)の正しい使い方を身につけ、行事への興味を持ちながら自由に表現する。ハサミの持ち方や受け渡しルールを再確認。工程ごとに手本を提示し、個人のペースに寄り添う。幼児(5歳児)紙コップや毛糸を使った立体的な三次元の鬼、切り絵による繊細な雪の結晶、蛇腹折りを用いた飛び出すハート複数の素材を組み合わせて立体構造を工夫し、友だちと協力して一つの壁面世界を作り上げる。完成形を固定せず、子どものアイデアを尊重。廃材や多様な装飾パーツを自由に選べる環境を用意する。
【乳児向け】素材感を楽しむ簡単立体製作
0歳児・1歳児・2歳の乳児クラスでは、道具を使う前段階としての「感覚遊び」を取り入れた製作が最適です。例えば、青や赤の画用紙に白や黄色の絵の具を付けたスポンジタンポをリズミカルにポンポンと叩くだけで、雪景色や鬼の髪の毛が完成します。立体感を簡単に出したい場合は、透明な傘袋やビニール袋に花紙をくしゃくしゃに丸めて詰めるだけで、ふわふわとした質感の愛らしい鬼や雪だるまが仕上がります。
【幼児向け】折り紙と立体構造を融合した見応えのある壁面
3歳児・4歳児・5歳の幼児クラスでは、指先の巧緻性を高めるハサミや折り紙の技術を存分に取り入れます。折り紙で作る「梅の花」や「うぐいす」は、平面の画用紙に貼るだけでなく、花びらの端を少し内側にカールさせたり、紙皿の土台に貼り付けて壁から浮き上がらせることで、手軽に本格的な立体壁面へと昇華できます。子どもたち一人ひとりの作ったパーツが群れとなってひとつの大きな木を形成する構成にすると、協調性や達成感を視覚的に実感させることができます。