老舗茶屋「丸玉園」のスイーツがここまで人々を熱狂させる最大の要因は、「スイーツに最適化された茶葉の厳選と加工技術」にあります。一般的なカフェが仕入れる製菓用抹茶とは一線を画し、茶鑑定士が長年培った合組(ブレンド)と火入れの技術を駆使して、乳製品や氷の冷たさに負けない強烈な旨味と香気を引き出しています。
特にSNS上で視覚的なインパクトとともに話題をさらったのが、夏季限定で提供されるかき氷です。きめ細かく削られた純氷の上に、まるでベルベットのような質感の「抹茶エスプーマ(泡状のムース)」が惜しみなく盛られ、口に含んだ瞬間に広がる濃厚なほろ苦さと上品な甘みは、従来の甘味処の枠を大きく飛び越えています。報道各社の取材や公式資料によると、丸玉園では「1950年の創業以来、掛川茶・静岡茶の魅力を次世代へ届けること」を根幹に据えており、単なる写真映え(バズ)狙いではなく、茶葉そのもののポテンシャルを極限まで引き出す設計がなされています。
また、秋・冬には静岡県産ほうじ茶を贅沢に使ったパフェや温かいラテ、濃厚な抹茶テリーヌなど、季節ごとの味覚を逃さない商品展開を徹底。これが一過性の流行で終わることなく、リピーターが後を絶たない強固な人気の基盤となっています。