健康な成人が1日に排出するおならの回数は、通常10回〜20回程度とされています。しかし、50代以降のシニア層では、本人が自覚している以上に回数が増加し、1日数回から十数回以上も頻度が増えるケースが目立ちます。また、回数だけでなく「臭いが以前よりもツンと強くなった」「硫黄のような腐敗臭がする」といった質の変化を自覚する人が増えるのも特徴です。
おならの成分の約99%は窒素や水素、メタンなどの無臭のガスですが、残りのわずか1%に含まれるアンモニアや硫化水素、スカトールといった微量成分が強い臭気を生み出します。年齢とともにこの悪臭成分の比率が高まるのは、腸内での滞留時間が延び、食べたものが腐敗発酵しやすくなっている証拠です。