ネット上の口コミやSNSの情報には、現場の実情と乖離した思い込みが散見されます。典型的な誤解を解き明かさなければ、無用なトラブルに巻き込まれかねません。
第一の誤解は、「スマホのナビアプリで抜け道や農道を通れば渋滞をパスできる」という過信です。満開期の三春町内では、地元住民の生活動線を守るため、主要道から分岐する農業用道路や集落内道路の要所に看板と交通誘導員が配置され、進入禁止措置が取られます。ナビが示す細道に強引に入り込んでも、途中で行き止まりに阻まれたり、離合不能な狭路で立ち往生して地域住民に多大な迷惑をかける事態が後を絶ちません。公的な交通規制ルートに従うことが、結果的に最も安全かつ確実です。
第二の盲点は、「ライトアップの夜桜なら日中よりも空いている」という認識です。確かに夕方16時前後は日中の鑑賞客が引き揚げるため一時的に車の流れが良くなりますが、17時30分の点灯時間が近づくにつれて、日没に合わせた写真撮影を狙う愛好家や仕事帰りの来訪者が集中します。特に18時00分から19時30分にかけての第2ピークは、駐車場入口付近で再び激しい滞留が起きます。夜桜鑑賞を目的とする場合でも、点灯前の17時前後に現地入りするか、あらかじめ20時以降の遅い時間帯を狙う戦略的な時間調整が欠かせません。