進撃の巨人「女型の巨人」の正体と真実|アニの結末と結晶化の謎を解剖

進撃の巨人「女型の巨人」の正体と真実|アニの結末と結晶化の謎を解剖

進撃の巨人「女型の巨人」の正体と真実|アニの結末と結晶化の謎を解剖に関する深掘り解説を丁寧に解説いたします。

アニの緻密な工作と冷徹な振る舞いは完璧に見えましたが、わずかな綻びから正体がバレた理由を突き止めたのが、調査兵団随一の頭脳を持つアルミン・アルレルトでした。アニの正体特定に至る決定打は、偶然ではなく3つの論理的証拠の積み重ねによるものでした。

第1の決定打は、捕獲されていた巨人のソニーとビーンが何者かに殺害された際に行われた、全兵士の立体機動装置検査です。アニが検査に提出した装置は、トロスト区奪還戦で命を落とした同期マルコ・ボットの遺品でした。マルコと共に整備作業を行い、彼の装置の細かな傷や特徴を熟知していたアルミンは、アニが所持している装置がマルコのものであることを見逃しませんでした。

第2の決定打は、第57回壁外調査における不可解な行動です。女型の巨人は調査兵団の兵士を容赦なく惨殺しながら前進していましたが、落馬したアルミンの前に現れた際、なぜか彼を踏み潰さず、意図的にフードをめくって素顔を確認しただけで立ち去りました。さらに、女型の巨人はエレンのいる右翼側索敵陣形を正確に狙い撃ちにしていました。これは、104期の同期でなければ知り得ない「エレンがどの位置に配置される計画だったか」という事前情報を知っていたことを強く示唆していました。

これらの推論をエルヴィン団長へ報告したアルミンは、ウォール・シーナ内の市街地でアニを地下通路へ誘い込むストヘス区捕獲作戦を立案します。「エレンの逃亡を手伝ってほしい」というアルミンの頼みに対し、アニは「あんたが私をそう見るような良い人に見えてるなら嬉しいよ」と冷笑しつつも同行に応じます。しかし、地下への階段を頑なに降りようとせず、アルミンから「証拠」を突きつけられた瞬間、アニは観念したように高笑いを上げ、仕込み刃のついた指輪で自傷して巨人化。市街地を舞台にした凄惨な死闘の火蓋が切って落とされたのです。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。