ネット上の掲示板やSNSで頻繁に報告されるのが、「ローソンで受付されたのに、翌日自宅に荷物が返送されてきた」「送料が勝手にゆうパック(60〜80サイズ)に変更され、売上金が大幅に削られた」というトラブルです。なぜ受領後にこのような事態が起きるのでしょうか。
返送が起きる構造的メカニズム
コンビニのレジやスマリボックスでの引き受けは、あくまで「荷物の預かり(仮引き受け)」に過ぎません。コンビニ店員には郵便物の詳細なサイズ検定権限がなく、簡易的な確認のみで集荷ドライバーへ引き渡されます。
真の測定が行われるのは、地域の統括郵便局(地域区分局)にある自動仕分けラインや検品スペースです。日本郵便の現場では、規定の厚さ(7cm)を通過できるかを確認する金属製・アクリル製の「厚さ測定ゲージ」が用いられます。箱の中央部がわずか数ミリでも膨らんでいるとゲージを通過できず、「規格外」として弾かれます。
メルカリ便の場合、以前は自動的にゆうパックサイズへ変更されて差額が売上から引かれるケースが一般的でしたが、現在では「変形が著しい」「専用資材の規定外加工」とみなされた場合、問答無用で差出人へ返送(取引の遅延・購入者からのクレーム直結)となる運用が強化されています。
失敗を防ぐ「ゆうパケットプラス梱包のコツ」
返送リスクをゼロにするための実践的なパッキング技術は以下の3点に集約されます。
- 圧縮袋の戦略的活用:セーターやフリースなどの衣類は、手押しタイプの衣類圧縮袋で空気を抜き、厚みを5cm程度に板状化してから箱に入れる。
- 内側テープ固定法:商品を緩衝材(プチプチ)で包む際、外周に巻きすぎず平らに広げる。箱の中で動かないよう、底面にマスキングテープ等で仮固定する。
- 「上から定規」チェック:フタを閉めた後、箱の上に30cm定規などを橋渡しのように載せる。定規と箱のフタの間に隙間がなく、定規の両端が箱の縁にぴったり水平に接していれば、7cm制限をクリアしている証明となる。