警視庁捜査二課の実態|一課との違いや知能犯・汚職を暴くエリートの真実

警視庁捜査二課の実態|一課との違いや知能犯・汚職を暴くエリートの真実

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警察ドラマでおなじみの捜査一課と捜査二課は、同じ刑事部に属しながらも、捜査のアプローチから求められる資質まで180度異なります。一課が「起きた事件の犯人を現場の痕跡から割り出す(点から線を引く)」のに対し、二課は「社会の中に潜む不正の構図を浮き彫りにして立件可能な形へ組み立てる(面から立体を構築する)」という違いがあります。

部署名主な担当犯罪捜査の起点と証拠求められるコアスキル捜査第一課殺人、強盗、放火、不同意性交、誘拐などの凶悪犯罪変死体、防犯カメラ、凶器、DNA、指紋などの物証初動捜査のスピード、聞き込みによる足の捜査、直感力捜査第二課贈収賄、選挙違反、巨額詐欺、企業背任、横領帳簿、銀行口座履歴、契約書、メール、供述調書財務・会計知識、緻密な論理構築、高度な取調技術捜査第三課空き巣、ひったくり、万引き、自動車盗などの窃盗犯罪侵入の手口(焼き破り等)、盗品の流通経路手口捜査(過去の犯歴照会)、現場鑑識の目利き

捜査一課との違いにおいて象徴的なのは、「明確な被害者が目の前にいない場合がある」という点です。例えば贈収賄では、便宜を図ってもらった業者も、見返りを受け取った政治家も双方とも利益を得ており、誰も警察に通報しません。そのため、捜査二課の刑事には、関係者の些細な言動の不一致や資金移動の不自然さから犯罪の全体像を炙り出す、極めて高度な洞察力が要求されます。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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