世界190カ国以上の国旗を見渡した際、無地の単色あるいは二色分割の地色に対して「孤立した単一の円」を配している国は極めて稀です。多くの国が三色旗(トリコロール)や十字、星や動物の紋章を採用するなか、極限まで無駄を削ぎ落とした円形シンボルを持つ国々は、並べただけでも強い視覚的親和性を放ちます。
日本の国旗に似てる国一覧を整理すると、筆頭に挙げられるのがパラオ共和国とバングラデシュ人民共和国の2カ国です。これに加え、国家ではありませんがデンマークの自治領であるグリーンランドの旗も、日の丸の配色と円形モチーフを巧みに組み合わせた構成として世界的に広く知られています。
また、中央に円を持つという広義の類似性で言えば、青い円を描いたラオス人民民主共和国、あるいは中央にチャクラ(法輪)や太陽の円を配置したインドやニジェールなども挙げられます。しかし、配色やシンプルな幾何学構造という観点において、日本の「白地に赤丸」と直接比較され、数多くの議論を呼んできたのはパラオ、バングラデシュ、グリーンランドの3地域に集約されます。