近鉄特急を利用する際、最初に把握しておきたいのが「運賃(乗車券)」と「特急料金(特急券)」の明確な分離ルールです。近鉄特急は全席指定席となっているため、一般的な通勤電車のように運賃だけで乗車することはできません。
移動に必要なきっぷは以下の2種類で構成されています。
①乗車券(運賃):A駅からB駅まで移動するための基本料金。紙の乗車券のほか、普段使っている交通系ICカード(ICOCA、Suica、PASMOなど)やクレジットカード等のタッチ決済がそのまま使えます。
②特別急行券(特急券):座席を確保し、特急列車のスピードと快適性を利用するための料金。「ひのとり」のプレミアム車両や「しまかぜ」「あをによし」「青の交響曲(シンフォニー)」に乗る場合は、これに加えて所定の「特別車両料金」が加算されます。
よくある勘違いとして「ICOCAやSuicaでタッチして改札を通れば、車内で車掌から特急券を買えばいい」という思い込みがありますが、これは原則推奨されません。特急券を持たずに乗車した場合、車内精算時に所定の手数料(車内特急券加算額)が上乗せされるケースがあるほか、満席の場合は着席できません。乗車前に必ず特急券を購入しておきましょう。