店頭に足を踏み入れると、壁一面に並ぶ琥珀色のキャニスターと芳醇なアロマに包まれます。メニュー表を開いてまず目を引くのは、世界35カ国以上から厳選された200種類を超えるアラビカ種100%のシングルオリジンやフレーバーコーヒーです。
ドリンクの価格帯は、テイクアウトで1杯あたり1,200円〜1,500円前後、希少価値の高いプレミアム銘柄ではそれ以上の設定も見られます。「テイクアウトコーヒーに千円以上」という数字だけを見ると割高に感じられますが、手渡されるパッケージを手にした瞬間、その疑念は驚きへと変わります。
重厚な特製ペーパーバッグに収められているのは、デザイン性の高いホットカップだけではありません。フレッシュなバニラビーンズが香る自家製シャンティクリーム(無糖生クリーム)、琥珀色のシュガースティック、そしてブランドロゴが入ったオリジナルのガラス製ストローが標準でセットになっています。途中でクリームを溶かしてウィンナーコーヒーのように味を変え、ストローを持ち帰って再利用できる仕掛けまで含めると、単なる飲料の購入ではなく「小さなラグジュアリー体験」を買っている感覚に近いと言えます。
数ある選択肢の中で初心者におすすめのコーヒーは、看板ブレンドの「1910」や、甘い柑橘とショコラの香りが絶妙な「セビリアオレンジ」です。酸味やコクの好みを伝えると、専門知識を持つスタッフが最適な一杯を丁寧に提案してくれます。