夜間に東京を訪れた人がまず気になるのが、スカイツリーライトアップ点灯時間の基準です。点灯の開始時刻は一律ではなく、季節や天候に伴う「日没時刻」に合わせて毎日細かく設定されています。春先や秋口はおおむね17時〜18時頃、日が長い夏季は19時前後から柔らかな光が灯り始め、街の暮れゆくグラデーションとともに輝きを増していきます。
一方、点灯の終了時刻は原則として24時00分(深夜0時)です。日付が変わる瞬間にメインの塔体照明がすっと落ち、航空障害灯など安全確保に必要な光だけが残る仕様になっています。この深夜消灯には確たる背景があります。「なぜ夜通し点けないのか」という疑問に対し、スカイツリー消灯理由として挙げられるのは、都市部における省エネルギー対策の徹底だけではありません。実は、夜間に上空を移動する渡り鳥が強い光に誘引されて衝突するのを防ぐという、都市生態系への配慮も深く関係しています。