頭部の歪みを単なる外見の問題として放置した場合、身体にはどのような影響が出るのでしょうか。骨そのものは大人になっても悪化することは基本的にありませんが、長年の骨格の非対称性に適応しようとすることで生じる斜頭症を放置するリスク(大人)には、見過ごせない身体的不調が含まれます。
最も頻繁に見られるのが、斜頭症と大人特有の頭痛・肩こりの連動です。後頭部の片側が平坦化していると、首を支える後頭下筋群や僧帽筋、胸鎖乳突筋にかかる負荷が左右非対称になります。この慢性的な筋緊張が筋膜性頭痛や頸椎の歪み、頑固な肩こりを引き起こす直接的な引き金となります。
さらに見過ごせないのが斜頭症による大人の顔の歪みです。後頭部が斜めに偏っていると、連動して耳の位置が前後にズレたり、頬骨の突出度合いや下顎の噛み合わせに左右差が生じたりします。片側だけで噛む癖が定着すると顎関節症を発症しやすくなり、フェイスラインの左右差が加齢に伴う筋力低下とともに一層際立つという悪循環に陥るケースも少なくありません。