インターネットで店舗情報を検索する際、多くのユーザーが陥りやすいのが「他県の同名店との情報混同」です。検索エンジンのサジェストや大手グルメサイトのインデックスにおいて、山梨県北杜市・小淵沢にあるジンギスカンで有名な「かつみ食堂」や、群馬県藤岡市の老舗「かつ美」といった類似名称の店舗が並列して表示される事例が散見されます。
「刺身定食がある」「羊肉の網焼きが名物」といったレビューを見かけて混乱する旅行者も少なくありませんが、熊本市東区長嶺東のかつ美食堂は、馬肉料理・ホルモン煮込みを専業とする熊本独自の食堂です。旅行の計画時やカーナビ設定時には、所在地の住所を必ず確認する必要があります。
また、馬肉料理に慣れていない県外の来店者からは「馬のホルモンは硬くて噛み切れないのではないか」「獣臭が強いのではないか」という懸念の声が聞かれます。しかし、現場で提供されるホルモンを実食すると、その先入観は心地よく覆されます。一般的なモツ煮込み特有のギトギトした脂っぽさがなく、赤味噌ベースのタレが中まで浸透しているため、後味は驚くほど軽やかです。脂の重たさに胃もたれしやすい年配層からも「ここのホルモンだけは最後まで美味しく食べられる」と支持される背景には、素材本来の特性と徹底した調理工程があります。