人類が壊滅的な厄災を持ち帰るリスクを冒してまで暗黒大陸に挑み続けるのは、そこにあらゆるエネルギー危機や食糧問題、不治の病を解決する「五大希望(リターン)」が存在するからです。
- 無傷香(むしょうこう):火をつければ煙を出し続ける無限の燃料。
- メトロン鉱石:水に浸けるだけで莫大な電力を発生させる発電鉱石。
- 三原水(さんげんすい):あらゆる液体の原液となる万能の水。
- ニトロ米(ニトロまい):究極の長寿をもたらす長寿食。
- 万病を治す香草:あらゆる病を癒す伝説の薬草。
この過酷極まりない外世界を、たった一人で踏破し記録し続けているとされる伝説の人物がドン=フリークスです。ジン=フリークスが語ったところによると、300年前に書かれた『新世界紀行・東録』の著者であるドンは、今も暗黒大陸の西側を旅しながら『西録』を執筆中である可能性が極めて濃厚です。
通常の人間が300年も生存することは不可能です。しかし、暗黒大陸に自生するニトロ米の恩恵を受けているか、あるいはゾバエ病の変異体を克服した結果として不老長寿を獲得していると推測されています。ビヨンド=ネテロが50年前に持ち帰り失敗した「ゾバエ病」の生存者が今なお自給自足で生き続けている事実は、ドン=フリークスの生存説を強力に裏付ける物証となっています。