年間休日96日を月換算すると、計算上は「96日 ÷ 12ヶ月 = 毎月ジャスト8日休み」となります。数字だけを見ると「週に2日程度休めるのではないか」と錯覚しがちですが、カレンダーの現実と照らし合わせると生活は一変します。
まず、一般的なカレンダー通りの休日は、土日(約104日)に加えて祝日(16日)が存在するため、年間で約120日あります。年間96日ということは、カレンダー通りの休日よりも24日も休みが削り取られている状態です。
この24日分のマイナスがどこから捻出されるのか、典型的なシフト内訳のパターンは以下の通りです。
- 完全週休2日は完全に消滅:月8日休みということは、大の月(31日ある月)では月23日勤務となり、週休2日(月8〜9日)を確保した時点で祝日や特別休暇は1日も残りません。
- 大型連休(GW・盆・正月)の不在:カレンダー通りの休暇がないため、ゴールデンウィークもお盆も年末年始も、普段通り「週2日以下の飛び石休み」でシフトが埋まります。
- 連休の作りにくさ:現場の人手不足から公休を連続で取得することが難しく、シフトは「2日働いて1日休み、3日働いて1日休み」という細切れ配置になりがちです。
このような生活サイクルでは、丸一日を趣味や家族のイベントに充てる心の余裕は生まれません。休日が単発で終わるため、休む目的が「楽しむこと」ではなく「次の激務に耐えるために寝て体力を回復させること」だけにすり替わっていきます。