SNS、旅行コミュニティ、宿泊体験者の手記を定点観測・検証すると、加計呂麻島の宿に対する評価は驚くほど二極化しています。
高評価をつけている旅行者の声で共通しているのは、「圧倒的な非日常感と地域住民の温かさ」です。夜間、一歩外に出れば天の川が肉眼でくっきりと見える満天の星空、朝起きると部屋の窓一面に広がるエメラルドグリーンの入江、そして民宿の食卓に並ぶ獲れたてのシビ(キハダマグロ)や油そうめん、地場野菜の天ぷら。「宿のおじぃ、おばぁとの語らいが一生の思い出になった」「静かすぎて、自分の呼吸の音しか聞こえない贅沢を味わった」という熱狂的なファンレターのような口コミが溢れています。
一方で、低評価や戸惑いの声を投稿している層には明確な共通点が見られます。「部屋にテレビがない」「アメニティや歯ブラシが用意されていなかった」「虫(ヤモリや蚊など)が部屋に入ってきた」「Wi-Fiの電波が弱く仕事にならなかった」といった内容です。都市型ホテルや大手リゾートチェーンと同等の設備水準・接客マニュアルを期待して訪れた層が、離島のリアルな現実とのギャップに強いストレスを感じてしまう構造が浮き彫りになっています。