アスパラガス露地栽培の失敗理由と10年収穫し続ける土作りの極意

アスパラガス露地栽培の失敗理由と10年収穫し続ける土作りの極意

アスパラガス露地栽培の失敗理由と10年収穫し続ける土作りの極意にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

10年以上にわたって春ごとに極太の瑞々しい新芽を立ち上げるためには、植え付け前の「土作り」で勝負の8割が決まります。後から土の中を掘り返せない多年草だからこそ、最初の基盤整備にどれだけ手間をかけられるかが家庭菜園アスパラガス10年収穫の秘訣です。

具体的なアスパラガス土作りと堆肥配合では、植え付け予定地の土を深さ40〜50cmまで掘り下げ、下層の硬盤をしっかりとほぐす作業から始めます。1平方メートルあたり、完熟牛糞堆肥またはバーク堆肥を30〜40リットル(約2〜3袋)、腐葉土を10リットル、さらに酸度調整のために苦土石灰やカキ殻石灰などの有機石灰を150g投入します。排水性と保水性を同時に高めるため、川砂やパーライトを1〜2割混ぜ込むのも露地の粘土質対策として極めて有効です。元肥には緩効性化成肥料を100g程度施し、土と有機物を徹底的に混和して2〜3週間寝かせます。

続いて重要なのがアスパラガス露地栽培の畝作りと株間です。雨の多い日本の露地環境では、冠水による酸欠を防ぐために高さ20〜30cmの高畝を仕立てます。株間は最低でも40〜50cmを確保してください。狭い場所に詰め込むと、数年後に地下茎同士が激しく干渉し合い、芽が細小化する原因となります。

苗の植え付けタイミングにも注意が必要です。アスパラガス苗の植え付け時期は、市販のポット苗(実生苗)であれば霜の心配がなくなった4月中旬〜5月中旬(生育適温15〜25℃)が適期です。一方、休眠状態の掘り上げ株である「大苗(根株)」を用いる場合は、春先の萌芽前である2月下旬〜3月下旬がベストシーズンとなります。

大苗を導入する際のアスパラガス根株の植え方にはプロならではのコツがあります。掘った溝の底に小さな土の山(マウンド)を作り、そこに根株の中心を乗せ、八方へタコの足のように根を放射状に広げて配置します。根を団子状に丸めて埋めてしまうと、活着が遅れ生育に深刻な遅れが生じます。土をかぶせる厚さは初期は5cm程度にとどめ、新芽の伸長とともに徐々に土を寄せていくのが活着を確実にする秘訣です。

山田 真由
著者

山田 真由

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。