血尿スケール5段階の危険度と判定|色で見分ける重症度と受診基準

血尿スケール5段階の危険度と判定|色で見分ける重症度と受診基準

血尿スケール5段階の危険度と判定|色で見分ける重症度と受診基準に関する専門家の意見を丁寧に解説いたします。

健康診断の尿検査で「潜血反応陽性」を指摘された経験を持つ人は多いはずです。ここで混同されやすいのが、肉眼的血尿と顕微鏡的血尿の違いです。目で見ても全く異常が分からないにもかかわらず、検査で引っかかるケースと、便器が赤く染まるケースでは、体内で起きている事象の規模が異なります。

顕微鏡的血尿は、遠心分離した尿を顕微鏡で観察する検査において、尿沈渣赤血球の基準値である「1視野あたり4個以下(4個/HPF未満)」を超え、5個/HPF以上の赤血球が確認された状態を指します。一方、尿潜血検査の判定基準は試験紙の化学反応(ペルオキシダーゼ様活性)に基づく簡易判定であり、「-(陰性)」「±(擬陽性)」「1+(弱陽性)」「2+(中等度陽性)」「3+(強陽性)」の順で感度が高くなります。

以下の比較表は、医療機関で使用される判定指標と血尿の色と危険度一覧を整理した客観的データです。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価顕微鏡的血尿目視は正常透明
沈渣赤血球:5個/HPF以上健診受診者の約5〜10%に検出無症状でも約1〜3%に悪性腫瘍が見つかるため精密検査が推奨される。グレード1〜2(淡紅)ピンク〜ロゼワイン色
尿潜血:1+〜2+相当膀胱炎、尿道炎、過度の運動排尿痛があれば感染症を疑うが、無痛の場合は初期がんの除外診断が必須。グレード3〜4(鮮紅〜暗赤)鮮血〜コーラ色
尿潜血:3+(最高値)尿路結石、膀胱腫瘍、糸球体腎炎激痛を伴えば結石の可能性が高い。暗赤色は腎機能障害の精査も急務。グレード5(血塊混入)凝血塊(コアグラ)多数
肉眼で明らかな塊を排出高度膀胱出血、血管破綻、外傷急性尿閉・膀胱タンポナーデの危険。救急搬送も視野に入れた即時受診対象。
佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。