芸能人以上に世間を驚かせるのが、深見東州氏が築き上げてきた海外VIPや政界の重鎮との圧倒的な交友関係です。単なる一宗教団体のリーダーという枠組を遥かに超えたこの現象を読み解くには、深見東州(半田晴久)氏の特異な経歴を把握する必要があります。
半田晴久氏は1951年兵庫県生まれ。同志社大学経済学部を卒業後、武蔵野音楽大学で声楽を学び、西オーストラリア大学で修士号、中国の国立華僑大学で博士号を取得。ビジネスの世界では予備校「みすず学苑」を運営する株式会社ミスズの代表取締役社長を務める一方、オペラ歌手、画家、書家、能楽師としても活動し、英国カンタベリー・クライスト・チャーチ大学名誉教授などのポストを歴任してきました。
この多彩な活動のなかでも、特に莫大な資金が投じられているのが国際スポーツ振興協会(ISPS HANDA)を通じた社会貢献活動です。ISPSはヨーロピアンツアーやシニアツアー、さらにはブラインドゴルフ(視覚障害者ゴルフ)の国際的スポンサーとして認知されており、英国王室のヘンリー王子を招いたチャリティイベントを主催した実績も持ちます。
海外首脳・政界要人との主な招聘・対談実績には、以下のような歴史的人物・要人が名を連ねています。
- ビル・クリントン(元アメリカ合衆国大統領)
- トニー・ブレア(元イギリス首相)
- コリン・パウエル(元アメリカ国務長官)
- バラク・オバマ(元アメリカ合衆国大統領/来日招聘対談)
- ジョン・キー(元ニュージーランド首相)
国内の政界においても、ワールドメイト政治家繋がりはしばしば週刊誌等で取り沙汰されてきました。過去には亀井静香氏、鳩山由紀夫氏、小沢一郎氏といった重鎮がイベントやシンポジウムに出席し、対談を行っています。政治資金収支報告書の調査においても、半田氏の関連企業や支援団体から超党派の議員へ適法な献金やパーティー券購入が行われていたことが確認されています。
政界要人たちが集う理由は、「宗教的シンパシー」ではなく、「圧倒的な資金力を持つ文化・スポーツ・福祉のパトロン」としての影響力にあります。政治家側には資金や発信力の獲得、深見氏側には国際的・社会的な信用の担保という、冷徹な利害の一致が横たわっているのです。