Q1:ビニール肌になってしまったらメイクは完全に禁止ですか?
A1:完全禁止にする必要はありませんが、クレンジング時の負担を最小限に抑えるため、石けんで落とせるミネラルコスメや、酸化チタン・酸化亜鉛を主成分としたノンケミカルの日焼け止めとお粉のみで仕上げるのが理想的です。落ちにくいリキッドファンデーションやウォータープルーフ製品は、落とす際の摩擦と洗浄剤で角質再生を致命的に遅らせるため、回復期は避けるべきです。
Q2:レチノール使用中の皮むけとビニール肌はどう違いますか?
A2:レチノールの初期反応(A反応)による皮むけは、急激な代謝促進によって古い角質がポロポロと剥がれ落ちる一過性の現象です。一方、ビニール肌は皮むけすら起きないほど角質が削ぎ落とされ、皮膚表面がツルツルに硬直してテカっている不可逆寸前の状態です。皮むけが治まった後に「毛穴が消えて不自然に光り、洗顔後に猛烈につっぱる」状態が続いているなら、それは適応したのではなくビニール肌に移行しています。
Q3:ビニール肌を放置すると将来どうなりますか?
A3:角質層のバリア機能が失われているため、紫外線が真皮層までダイレクトに届き、光老化(深いシワ、たるみ、濃いシミ)が健常肌の数倍のスピードで加速します。また、慢性的な微小炎症が続くことで毛細血管が拡張しっぱなしになり、常に顔が赤く火照る「酒さ(しゅさ)様皮膚炎」へと移行すると、完治までに数年単位の皮膚科治療が必要になる危険性があります。