大手質問サイト(Yahoo!知恵袋)や受験生が集う掲示板を分析すると、「雨温図の暗記ゴロ合わせを覚えたのに本番で間違えた」という悲痛な叫びが散見されます。なぜ語呂合わせ頼みの学習は脆いのでしょうか。
ネット上で出回る雨温図 覚え方 ゴロ合わせ(例:「冬に雪降る日本海」「雨降らぬ瀬戸内オリーブ」など)は、大まかなイメージを掴む初歩段階としては有用です。しかし、実際の入試現場では「鳥取(日本海側だが西日本で比較的暖かい)」や「長野と甲府(同じ中央高地でも盆地の標高差で気温が異なる)」といった境界線上の都市を出題し、受験生の応用力を試してきます。
現役の予備校フェローはこう語ります。「『瀬戸内は雨が少ない』とだけ覚えている生徒は、降水量800mm台の中央高地(長野)のグラフを見せられたとき、降水量が少ないという理由だけで瀬戸内を選んで撃沈します。ゴロ合わせという『点』の記憶ではなく、『なぜ雨が降らないのか(山脈の雨陰)』『なぜ冬寒いのか(標高と内陸性)』という地理的成因とセットで理解していなければ、近年の共通テスト特有の思考力問題には太刀打ちできません」。