ネット上では時折、テニプリ作画崩壊ネタとして面白おかしく取り沙汰されることもありますが、デカすぎんだろ真相を探ると、作者である許斐剛氏の極めて計算された演出意図が見えてきます。
『テニスの王子様』シリーズは、キャラクターの精神的重圧や圧倒的な実力差を視覚化するために、独自の誇張表現を用いる手法で知られています。対戦相手から見たデューク渡邊の威圧感や絶望的な壁の高さを、あえて物理的な巨人として描くことで、読者にダイレクトな迫力を体感させるダイナミックな演出手法です。
常識的なパースペクティブ(遠近法)を意図的に崩してでも、エンターテインメントとしての最大出力を追求する作風は、結果として多くのテニプリ名言や名場面を生み出す原動力となりました。読者側もその型破りなケレン味を歓迎し、愛着を込めたパロディとして語り継いでいます。