林望氏の家族構成は、本人、妻、そして子供(息子)を中心とした構成です。学者の家庭と聞くと厳格な家庭環境を想像しがちですが、林氏の手記やインタビューからは、極めて風通しの良い近代的な家族観が伝わってきます。
息子の教育方針についても、過度な干渉や親の学問的価値観の押し付けを避け、一人の独立した個として尊重する姿勢が徹底されていました。息子はすでに成人して社会に出ており、自立した生活を営んでいます。
子育てが一段落した後の夫婦関係について、林氏は自著の中で「子供が巣立った後にこそ、夫婦本来の個と個の対話が始まる」という趣旨の洞察を述べています。子供の存在に依存しすぎず、夫婦それぞれの世界を持ち続ける姿勢が、後述する良好なシニアライフの土台となっています。