TBSテレビの朝を代表する情報番組として、1996年から17年半にわたって放送された『はなまるマーケット』。当時、スキャンダルやゴシップを過剰に追う情報・ワイドショー番組が主流だった時代において、生活に密着した心地よい情報を届けるスタイルは極めて画期的だった。
共同司会を務めた薬丸裕英氏との息の合った掛け合いは、まさに番組の看板。しかし、開始当初から完璧なコンビネーションだったわけではない。お互いに手探り状態からスタートし、打ち合わせを重ねる中で生まれたのは、台本を超えた本物の信頼関係だった。生放送中に見せる何気ないリアクションや、飾らない主婦目線のつぶやき。それらはすべて、彼女が意図して作ったキャラクターではなく、日常の自然体そのものだったという。