一方、水曜ドラマ枠で絶大な支持を集めたのが『ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜』だ。元警察官の漫画家による話題作を原作に、交番勤務(通称「ハコ」)の警察官たちが直面する泥臭くも愛おしい日常を描き出した。緊迫感漂う従来の刑事ドラマとは一線を画し、警察官も一人の人間であるというリアルな心情をコミカルに切り取っている。
元エース刑事・藤聖子を演じた戸田恵梨香の存在感は際立っていた。クールで仕事は完璧でありながら、どこか不器用な先輩警察官を絶妙な塩梅で演じ分け、後輩役の永野芽郁との間で生まれたコミカルな掛け合いは至高のバディ感を生み出した。刑事ドラマとしてのサスペンス要素と日常の可笑しみが同居したストーリー展開は、多くの視聴者に爽快感と癒やしをもたらした。