家庭用キッチンで主流を占める素材には、大きく分けてステンレスシンクと人工大理石シンクの2種類が存在する。それぞれの材質特性を理解せずに同じ研磨を行えば、修復不能なダメージを与えかねない。
ステンレスシンクは高い耐久性と延性を持つ一方、金属特有の傷が目立ちやすい。磨く際は金属専用の微粒子コンパウンドや専用ワックスを使用し、ヘアラインの目に逆らわないことが鉄則となる。
一方で、樹脂を主成分とする人工大理石シンク(アクリル系・ポリエステル系)は、しっとりとした質感とデザイン性が魅力だが、熱や強力な酸・アルカリに弱く、過度な粗い磨きは白ボケの原因になる。専用の細目研磨パッドを用い、力を均一に分散させながら慎重に面を整える作業が求められる。