コスモス栽培を成功させる最初の分岐点は、種まきのタイミングと土壌環境の整備にあります。一般的に春蒔きと夏蒔きが存在しますが、背丈を抑えて倒れにくくし、まとまった花を咲かせたい場合は6月中旬から7月上旬の「夏蒔き」がベストな選択肢となります。老舗のサカタのタネやタキイ種苗といった大手の種苗会社も、地域に応じた最適な蒔き時期の選定を強く推奨しています。
土作りにおいては、「水はけ」と「適度な保水性」のバランスが命です。コスモスは生命力が強く過酷な環境にも耐えますが、過湿には弱いため、水はけが悪い土壌では根腐れを引き起こします。赤玉土(小粒)6に対して腐葉土4を混ぜ合わせた配合土を基本とし、水はけを確保するための川砂やパーライトを少量加えるのがプロのテクニックです。肥料は入れすぎないことが鉄則で、特に窒素分が多いと葉ばかりが茂り、肝心の花が咲かなくなる「ツルボケ」現象を起こすため注意が必要です。