椎名林檎の楽曲から10年後の2010年、人気ボカロPのDECO27が発表した『罪と罰』もまた、インターネット音楽史に燦然と輝く名作です。初音ミクの切迫した高音ボーカルと疾走感あふれるロックサウンドが融合し、爆発的なヒットを記録しました。
DECO27版の歌詞解釈においては、「すれ違う恋人同士の歪んだ独占欲」や「嘘を重ねてしまう弱さ」がテーマとなっています。相手を傷つけてしまった自責の念(罪)と、それによって孤独になる苦しみ(罰)を畳み掛けるようなリリックで表現。椎名林檎へのオマージュを感じさせつつも、現代的なスピード感とネットカルチャー特有のエモーショナルな世界観を確立させました。