家族や大切な人が突然姿を消したとき、生存率や発見率を左右するのは「最初の行動」にかかっている。警察関係者やプロの捜索アナリストが口をそろえるのは、発生直後における初期対応の重要性だ。
まず何よりも最優先されるべきは、迷わず警察へ行方不明者届を提出することである。かつて存在した「24時間は届け出が出せない」という俗説は完全な誤りであり、命の危険が伴う特異行方不明者の場合、発生直後の「魔の72時間」を過ぎると発見率は暴落する。スマートフォンなどのデジタルフットプリントの保全、直近の閲覧履歴の確認、利用していた交通系ICカードの履歴調査など、現代ならではのデータ解析が捜索の糸口となるケースが極めて多い。