今や小学生の筆箱やキーホルダーの主役に躍り出た『ちいかわ』。大人のみならず、ちいかわ小学生人気の理由を紐解くと、現代の子どもたちが置かれた特有の心理環境が見えてきます。従来のファンシーキャラクターは「ただ無条件に可愛く、優しい世界に住んでいる」存在でした。しかし、ちいかわの世界では労働(草むしりや討伐)があり、資格試験に落ち、突如理不尽なモンスターに襲われます。
児童心理の専門家は「小学生は学校や塾でのテスト、友人関係など、子どもなりにシビアな現実社会を生きている。過酷な現実の中で懸命に生きるちいかわ達の姿は、単なる可愛さを超えたリアルな自己投影先になっている」と指摘します。泣きながらもピンチに立ち向かう健気さが、子どもたちの情緒的レジリエンスを刺激しているのです。
一方、高学年女子を中心に熱烈な支持を集めるおぱんちゅうさぎ小学生評判も見逃せません。「みんなのために頑張っているのに報われない」「いつも理不尽な目に遭う」という独特の哀愁とシュールさは、思春期に差し掛かり「世の中の理不尽さ」や「同調圧力への違和感」を覚え始めた女子児童にとって、格好の共感アイコン兼ユーモアの拠り所として機能しています。