近年、日本人向けに手加減された味付けではなく、現地の味をそのまま再現した「ガチ中華」が空前の流行を見せている。外食産業全体が価格競争や人手不足に喘ぐ中、本物志向を貫く店舗だけが熱狂的な支持を集める構図が鮮明になってきた。
飲食業界の専門家は「消費者はもはや、どこでも食べられるマイルドな中華には満足していない」と指摘する。本場のスパイス使いや伝統手法をベースにしつつ、素材のクオリティを極限まで高めた本格派の需要は拡大の一途をたどっている。時代のニーズと職人の美学が見事に噛み合った好例といえるだろう。