彼女のキャリアにおける最大の転機であり、グラビア史・映画史の双方に刻まれた衝撃作といえば、間違いなく2008年公開の映画『蛇にピアス』だ。当時19歳だった吉高由里子は、金原ひとみ原作の過激な世界観を見事に体現。身体改造に溺れるヒロイン・ルイ役を演じ、全裸でのベッドシーンや衝撃的な濡れ場を体当たりで演じ切った。
当時リリースされたグラビア写真集や映画のメイキングカットには、危ういほどの透明感と少女から大人へと変貌する瞬間の生々しい美しさが収められている。露出度の高さだけが話題になりがちだが、本質は彼女の眼差しにある。カメラを射抜くような虚無感と鋭さは、一般的なグラビアとは一線を画す芸術的な価値を誇る。