解散から20余年が経過した現在、2人は全く異なる、しかしそれぞれに極めて自律した道を歩んでいます。メディアへの露出度こそ対照的ですが、どちらも自らの表現と人生の手綱をしっかりと握り続けています。
岡平健治の実業家活動と止まらない音楽への情熱
解散後、ロックバンド「3B LAB.☆S」を結成して再びチャート上位へと駆け上がった岡平健治は、その後ソロ活動へ移行。それと並行して注目を集めたのが「岡平健治の実業家活動」です。音楽業界の浮き沈みを肌身で知った彼は、20代半ばから独学で不動産投資をスタートさせました。
現在では複数の商業ビルやマンションを所有するオーナー企業グループの代表取締役を務めており、保有資産は数十億円規模とも報じられています。しかし、実業家としての成功は決して音楽を捨てるための手段ではありませんでした。「誰にも頭を下げずに、自分の歌いたい歌を歌い続けるための経済的自立」を勝ち取るための戦略であり、自社ビル内にライブハウスやスタジオを構え、現在も全国自走ツアーやファンとの密接な音楽交流を精力的に続けています。
岩瀬敬吾の現在|全国のライブハウスとカフェを巡る孤高の吟遊詩人
一方の「岩瀬敬吾の現在」は、大手レコード会社に依存しないピュアなインディペンデント・シンガーソングライターとしての矜持に満ちています。メジャーレーベルからのソロデビュー後、より自由な表現の場を求めて自主レーベルを立ち上げ、アコースティックギター1本を抱えて日本全国の小規模ライブハウスやカフェ、イベントスペースを行脚するスタイルを確立しました。
SNSやストリーミングサービスを通じたファンとの直接的なつながりを大切にし、飾らない人間性と詩的な深みを増した楽曲群は、成熟した大人になった当時のファンから熱烈な支持を集めています。メジャーの喧騒から距離を置き、地に足の着いた表現活動を四半世紀近くブレずに続けている姿は、まさに表現者としてのひとつの理想形といえます。
326(ナカムラミツル)の近況
初期19の精神的支柱であった326も、イラストレーター、キャラクターデザイナー、詩人、絵本作家としてマルチな活動を継続しています。近年では人気ボードゲームのビジュアルデザインや子育て支援コンテンツの監修など、時代に合わせたクリエイティブを柔軟に展開。岡平・岩瀬の双方とも解散後の節目節目で連絡を取り合い、温かな親交を保っていることが本人のSNS等でも語られています。