通常のくしゃみが「鼻腔内の異物を外へ激しく吹き飛ばす呼気動作」であるのに対し、逆くしゃみは「鼻の奥や軟口蓋(口の奥の柔らかい部分)の刺激を解消するために、急速かつ連続して空気を吸い込む吸気動作」です。専門的には「発作性吸気呼吸」や「咽頭痙攣(けいれん)」と呼ばれます。
発生時の典型的な姿勢として、犬は立ったまま首を真っ直ぐ前方へ伸ばし、肘を外側に広げて胸郭を大きく膨らませながら、激しい鼻ならし音(ブーブー、フゴフゴ、ズーズーという音)を立てます。目を見開き、全身を波打たせるため「苦しそう」「息が詰まっている」ように見えますが、本人の意識は明瞭であり、発作が収まると何事もなかったかのように平然と元の行動に戻るのが最大の特徴です。