資生堂のつけまのりをめぐっては、安全性に関する誤解や、使用方法のミスによる肌トラブルも散見されます。皮膚医学的観点からも押さえておくべき肌荒れ成分の正体と、まぶたを守るための正しい使用作法を整理します。
まず注意が必要なのは、アイラッシュアドヒーシブ213の主成分である天然ゴムラテックスの存在です。ゴム製品に触れると赤みやかゆみが出るラテックスアレルギー体質の方が本品を使用すると、まぶたの腫れや接触皮膚炎を引き起こす危険性があります。ドラッグストアの強力接着剤に多いアクリル樹脂系でかぶれる敏感肌の方には救世主となる一方で、ラテックス過敏症の方にとっては明確なアレルゲンとなり得ます。過去に絆創膏やゴム手袋で肌トラブルを経験したことがある方は、使用前の腕の内側でのパッチテストが不可欠です。
また、ネット上で「糊が白く残って汚くなる」「まぶたが伸びた」といった不満が投稿される背景には、誤ったつけまつ毛接着剤の落とし方が関係しています。強力に接着した状態のまま指先で無理やり端からバリバリと引き剥がすと、デリケートな眼瞼下垂の引き金になりかねません。
資生堂のラテックス系接着剤は水分と親和性を持たせてあるため、最も確実なオフ方法は「湿らせたぬるま湯コットン」をまぶたに10〜15秒ほど軽くあてることです。水分を含んだゴムが自然とゲル状に緩み、力を入れることなくスルリと外れます。まぶたに残った余分なゴムカスも、水を含ませた綿棒を転がすだけで皮膚を一切擦らずに除去できます。