Q1:国際線と国内線で、スプレー缶の持ち込みルールはどう違いますか?
A1:決定的な違いは機内持ち込み時の「液体制限」です。国内線では0.5L(500ml)以下の化粧品スプレーをそのまま機内に持ち込めますが、国際線では「あらゆる液体・エアゾール類は100ml以下の容器に入れ、容量1L以下のジッパー付き透明プラスチック袋に収める」という極めて厳しい国際ルールが適用されます。国内線と同じ感覚で200mlの制汗スプレーを手荷物に入れると、国際線保安検査場では即座に没収されます。
Q2:家族や友人と一緒に旅行する場合、合計2L(2kg)の制限枠は合算できますか?
A2:グループ内での合算は原則として認められません。制限はあくまで「搭乗者1人あたり2L/2kg」です。たとえば、1つのスーツケースに4人分のスプレー缶をまとめて3L分パッキングして受託手荷物として預けようとすると、預け主の荷物としてカウントされ容量オーバーと判定される恐れがあります。同行者がいる場合でも、各自の荷物に分散させて収納するのが確実です。
Q3:飛行機の上空で、気圧変化によってスプレー缶が破裂することはありませんか?
A3:現代の旅客機は客室および貨物室ともに高度1万メートル上空でも0.8気圧程度(標高2,000mの山と同等)に与圧されているため、市販の正規スプレー缶が破裂することは通常ありません。スプレー缶は数気圧〜十数気圧以上の内圧に耐えられるようJIS規格等で厳格に設計されています。ただし、著しく凹んでいる缶や錆びている古い缶は金属疲労から破裂する危険があるため、持ち込み自体を避けてください。
Q4:冷却スプレーや消炎鎮痛スプレー(サロンパススプレー等)はスポーツ用ですか、医薬品ですか?
A4:製品のパッケージに「第3類医薬品」または「医薬部外品」の表示があれば、医薬品類として0.5L以下の条件付きで持ち込み・預け入れともに可能です。ただし、スポーツ観戦や熱中症対策として市販されている「服の上から吹きかける瞬間冷却スプレー(日用品扱い)」の一部には、可燃性ガス濃度が高く航空輸送が禁止されている製品が存在します。パッケージ裏の「成分」と「用途区分」を必ず出発前に確認してください。